2018年11月3日土曜日

フルオーダーでツナギを作りました

2007年にサーキットを走り始めてからずっと同じツナギを使っていたけれど、もうずいぶんと傷んできたので新しくツナギを作りたいと考えていました。ようやくツナギを作る決心もついたので、埼玉県草加市にあるYONEZOさんで作ることにしました。友人ふくめサーキットで知り合った人の間でもYONEZOさんのツナギを着ている人が多く、憧れだったのが決め手です。カッコいいしね。

カラーリングやネーム、ロゴの配置等を考えてこんな感じにしようと。画像編集力が無いので、カラーリングとロゴとで2枚にしてます。これでYONEZOの社長の横田さんとデザインの詰めを進めました。


 ワッペンも集めてYONEZOさんへ送る。いつも使っているヘルメットのSHOEI、オイルのSILKOLENE、マフラー、バックステップのBEET、Kawasakiのワッペンを選びました。


 そうこうしているうちに、YONEZO社長の横田さんから「ツナギ出来ましたよ!」との連絡を頂き、伺ってみると…。めっちゃカッコいい! 色は黒×白×ライムグリーンの3色です。「もうカワサキ以外には乗れませんね(笑)」と社長の横田さんに言われたけれど、カワサキLoverなので無問題です。


さて、バイクで取りに伺ったので持ち帰りをどうしよう?となるんですが着て帰りました。明るいうちに着ているところを撮影したかったので、首都高のPAに寄ってセルフィーでパシャリ。ミニ三脚立ててセルフタイマーで何度も撮影してた怪しい人物は僕です。



 自宅に帰りついて、ツナギを吊るしてデザインを観察。膝から下をアシンメトリーにしてみたのがいい感じで気に入ってます。ネームもTwitterのアカウント名(@Kensaku9R)にしてみました。最近はロッシやザルコみたいにお尻の部分にネーム入れている人も多いし真似してみました。


 今まで11年使ったBERIKも吊るしてみて撮影。買った当時は腰の目玉のデザインでもずいぶんと派手だなぁ、と思っていましたがサーキットで色鮮やかなツナギをたくさん見てきた後では割と地味に見えます。買って4年目に一度、補修、クリーニングに出して、でも革がそう厚くないようでパンチング孔がミシン目のようにつながって破れ始めたので、修理してももうイタチごっこかな、と。11年着倒したので、十分役目を果たしてくれたということで、このツナギに感謝してお役御免です。


 さて、もう11月で少し寒くなってきたので、今回作ったツナギで走れるのは今年中かそれとも来年の春以降になるか。いずれにしろ新しいツナギでサーキットを走るのが楽しみです。ちゃんと地面でゴロゴロ転がって儀式もしないとね。

2018年10月13日土曜日

ZX-10R 3回目(7年)の車検

ZX-10Rの車検です。今回で3回目、つまり乗り始めてから7年経ったことになります。2012年式だけどカワサキの逆輸入車は少し早めに入ってくるから2011年10月に納車されたんだった。月日の経つのは早いです。今回もいつもお世話になっているモトショップ川口さんに車検をお願いしました。

車検を受けるのに、色々バラしてもらって…。いつも面倒をかけてしまいます。




車検場へ車検を受けに行ってもらいました。


車検が終わった後も何故かまたバラバラに。 前回の車検から3000㎞くらいしか走ってないのでもっと走らないと勿体ないね。クーラントもシルコリンのものに交換。



車検に際して、ブレーキフルードも前後ともにWako'sのSP-4(スーパープロフォー)に交換してもらいました。 ドライ沸点も290℃なんでフェードしにくそう。茶色くなりかけてたフルードも透明になって見た目もリフレッシュ。



お店のステッカーが出来たので、耐久テストも兼ねてスイングアームに貼ってもらいました。


今年の夏は暑くて乗る気がしなかったけれど、また走っていこう。

2018年8月26日日曜日

ZX-10Rのオイル交換とフルオーダーのツナギのデザインを考える

オイル交換周期の3000㎞まで少しまだ距離はあったけど、早めにオイル交換。銘柄はいつものSilkolene Pro4 10w-40です。


前回オイルフィルターは交換しているので、今回はオイルだけの交換。年間に走る距離も数年前までは6000㎞ほど走っていたけれど、今は3000㎞も走っていないので、年1くらいの交換頻度になってしまった。


この日は、他の常連さんも来ていてお店は盛況。常連さん達ともダベって過ごした。

また、7月の終わりにフルオーダーのツナギを作るべくYonezoさんへ行ってきた。住宅街の中にある工房と言った佇まいで、作る職人さんの顔が見える、そんな感じのツナギ屋さんです。With Meの丸山浩さんが使ってますね。僕の友人でも使ってる人もいてカッコよかったので、ここで作ろうというのは決めていました。


2時間ほど採寸やどんなサーキットを走るか、なんて話をYonezoの社長さんとお話ししながら、今後の流れを聞いたり相談してきました。ちょうど鈴鹿8耐の前ということもあり、修理の受け取りに来たお客さんもいて、翌日から鈴鹿入りすると言ってた。

デザインはパターンを入れた白地のフォーマットをもらったので、色を付けていく。イメージはTeam Green時代の柳川明さんのツナギ。もう少し上半身にライムグリーンの色の島を増やしたいから、仮縫いが出来た時に相談してみようかな。あとは、ワッペンなんかも集めて着々と準備を進めています。


 


 なかなか柳川さんの正面からのデザインがわかる画像が無いけれど、もう少し色々、デザインを考えてみようと思います。ツナギが出来上がるのは10月末の予定なのでその時が楽しみです。

2018年7月15日日曜日

日光~中禅寺湖~白根温泉~沼田ツーリング

日光方面にツーリングに行かない?ついでにツーリング途中で温泉入ろうよ、とお誘いを受けたので、梅雨明けの晴れ間というか酷暑の中を群馬までツーリングしてきた。ツーリングのルートの肝としては午前10時に金精峠(栃木県日光市と群馬県片品村の境目あたり)に着いていることが肝要らしい。そうでないと渋滞にハマって地獄コースだと。ルート的には以下のような行程。



そんなわけで当日はAM6時に関越道の三芳PAで集合ということで。2人ともちょうど5時半には着いていたので、6時前に三芳PAを出発。


このツーリングからSHOEI X-14もデビューです。 AraiのRapide-IRとの比較だけど静かで伏せた時も前方がよく見える。

関越道を降りて伊勢崎市を抜けて道の駅くろほね やまびこ。同行者の要望で彼のバイクにはモザイク処理をしています。


ここで小休憩して草木ダム方面へ。その後、第1の方だと思うけどいろは坂を経由して中禅寺湖のほとりまでやってきた。高原だから少しは気温が低いかと思ったけれどあまりにも気温が高すぎてこの辺りでも32~33℃くらいある。

後ろの青看板には戦場ヶ原の表記が見える
中禅寺湖に来てます!
 


ここで飲み物を買って少しまた休憩して日本ロマンチック街道(国道120号線で日光から沼田を結ぶ街道)経由で金精峠を目指す。トンネルの中は外とは違ってひんやりして少し寒いくらい涼しい。丸沼高原の辺りの道の駅で川魚の焼き魚を食べる。ヤマメとおしょろこま(カラフトイワナとも呼ばれるイワナの仲間らしい。北海道にいるのだとか。)の2種類があったので、名前の珍しさも手伝っておしょろこまを2人して頼んでみた。いい塩分補給にもなる。

名前が覚えられなくて2人して「おじゃる丸みたいな名前」と…
これが「おしょろこま(カラフトイワナ)」

あとから別の知人からヤマメよりもおしょろこまの方が脂が乗っていて美味しいので(逆に言えばヤマメはあっさりしている)、正解だね!と言ってもらえました。ツーリングをした相方とは、おしょろこま、なかなか名前が覚えられなくて「おこじょ」とか「おじゃる丸」みたいな魚の名前…と2人して最後まで言ってた。

少し小腹も満たせたので、片品村の白根温泉に向けて走る。加羅倉館で温泉に入ることにする。ここは源泉かけ流しだ。
小川の傍の建物で入浴券を買って、反対側の浴場へ入る。



オーナーの希望で彼の車両にはモザイク処理(ry
温泉自体は単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉) で、無色透明。かなり熱めなので、2人とも短時間で温まることが出来た。

お分かり頂けたであろうか…(車両の間に人の顔が…)
この後は、昼食を取るためにもう少し走る。ツーリングマップル上でイワナ、ヤマメ料理が美味しいとある店は実はお蕎麦しか出ないそうなので、その手前の「そば処みどりや」へ行くことに。ここのお店では十割蕎麦がいただける。麺は太めの田舎蕎麦という感じ。僕らが頼んだ後、あと1人分で十割は終わって二八蕎麦になる、とお店の人が言ってました。美味しゅうございました。

ここから沼田を経由して、玉原高原のラベンダー畑を目指すことで一旦、走り始める。ただし、この先の道路状況で渋滞していた場合などはもう帰路に就くべく、関越道の沼田ICを目指す。ただ、この後、120号線は沼田ICまでずっと渋滞で2人して汗だくになりながら関越道沼田ICに辿り着いたので一気に上里SAまで走ることにした。温度も沼田に入った辺りで道路脇の温度計付の看板では36℃。エンジンの熱が右足のつま先に伝わり、ブーツが燃えてないか何度か目で見て確かめるほど熱かった。

上里SAで1時間ほど水分を取りつつ休憩するも暑さのあまり、外に出られないと逡巡するが、待っていても東京は近づいてこないので、意を決してサービスエリアを出ることに。道中、渋滞を抜け、相方は途中で関越を降りていき、僕も上里SAからノンストップで自宅まで走り切り18時過ぎには帰宅。朝4時半に出発してるとは言え、明るいうちに帰りつけるツーリングはやはりいい。久々に距離も温泉も走ることも堪能できたツーリングで満足だった。

2018年5月12日土曜日

トミンフリー走行~足回りセット変更

はじめに

トミンのフリー走行だ。4月末のBMC走行会で不甲斐ない走りをしてしまったのもあってリベンジに来た。今日は1日思い切り走る!と意気込んでいたのにいきなり1時間ほど遅刻。トミンのスタッフの方にも午後走行で、と走行券を買おうと申し込むも、この日は2クラスのクラス分けで午前は遅い方のクラスならまだ2本走れるそうだ。そういうわけで1日走行券を買う。


走行編

BMC走行会の時に1速か2速固定で迷ったけれど、今日は2速固定で行く。少しでも操作を減らしてスプロケとコースに慣れるのに専念したい。スプロケットを変えてから1速だと3000rpmからドンつきとはちょっと違うけどグイっとバイクが前に出るようになってしまって、この回転域がボトムスピードになるのは避けたい。ECUを書き換えた時もおそらくアイドリング付近は触っていないとのことだったのだけど、何も変えてないMode3でも同じような動きをするので元からかもしれない…。とにかく右手の操作で何とかしよう。

少し走って1コーナーのクリップ付近で前後のサスが一番荷重がかかってる辺りでフロントが低すぎるような気がしてプリロードを増してみる。3回転くらい上げてみた。今までは極端にプリロードを抜いていたので、フロントが低い感じだったけれど、突っ込めない感じだった。これに辿り着いた時にアドバイスをくれた人にも突っ込み厳禁!と言われてたのを思い出した。 2本目午前のラストで再びコースイン。安定感も増して突っ込めるようになってきた!もう少し上げたり下げたりしてちょうどいいところを探ってみよう。


昼休みを挟んで午後の走行。午前とは違ってクラス分けは無いので好きな時に走れるけれど、速い人も増えたような…。1コーナーで2速で滑走するようなイメージでなるべく速度を落とさないようにS字を抜けて2コーナーの進入でインに早く付きすぎないことを意識して何度も反復する。なるべくバイクは立てて立ち上がる練習をしてると、2速だけど全開に出来るようになってきた。気が付いてしまえば何のことはないけど、頭をなるべく伏せて腕の角度の自由度があると全開にしやすい。上体が起きてると腕の自由度が減ってそこまでしかアクセルが開けられない。

調子よく走れた時の動画を以下に貼ってみる。


午後になると午前から走ってるのもあってなかなか体力的に厳しくなってきた。同じ時間帯に走ってたS1000RRの人から「淡々と走りますねぇ。」と言われる。色々考えながら足回りを弄って走って確かめて、考えてまた弄っての繰り返しだけど、こういうのはトミンみたいな小さなサーキットで走行時間がたっぷりあるから出来るんだよな。

15時を過ぎた辺りから、最後に1速と2速の両方を使う練習をしてみようと試してみる。シフターがあるのでクラッチレバーは握らずシフトペダルを踏み込むだけでいいはず…が、こんなN芋も起きる(笑)止まれたから良かったけど1コーナー奥のお山に登るかと思った。

 

この日ご一緒した人たち
 
この日は、午前はVFR400を持ち込んでたみっち~さんに5年ぶり?くらいに会った。走りこんでペースアップしようとした時に転倒してしまったようで、ステップの部品が膝に刺さったということで病院に行ってたけど、戻ってきて無事なところが見れたので、ほっとした。あとは梨塾でご一緒したことある方にも2名ほど。


ツナギがもう限界

前からパンチング孔がミシン目みたいに繋がって破れていたけど走るたびに拡大していく。革の切り返しのところまで破れが進行したので多分、ここで止まるとは思うけれど、そろそろ新しいツナギを作ることを考えた方がいいかも。



BPFフォークも底付き?

この辺が底付きした状態かと思ってたら違った。


オイルロックピースとか市販車ならあるのでは…。Twitterで下の写真を上げたら10Rに乗ってる人たちから驚かれる。


ともあれ、この日は思う存分走れて満足。少しはタイムアップも出来たしね。また時間を空けずに来たいけれどもうすぐ梅雨入りなので、意外と難しいかも。

2018年5月4日金曜日

レンタルバイクのMT-09で熊本までツーリングしてきた

経緯

地元が九州なので、よくバイク繋がりの関係の人たちから「バイクで帰ってツーリングしないの?」と訊かれる。関東から乗車して帰るにも、フェリーに乗って帰るのもなかなか時間がかかるということでレンタルバイクでツーリングした、というお話。

準備編

GWにレンタルバイクでツーリングをしようと思って、少しずつ実家にヘルメットやら革ジャンやらを送って準備していた。当初の予定では5/2にカワサキZ650を借りてツーリングするつもりだったけれど、あいにくの雨となってしまった為、そちらはキャンセルして改めてYAMAHA MT-09を借りて熊本までツーリングしてみることにした。24時間レンタルなので翌日の開店時までに返せばいいので少し気が楽。実はこれが初めてのYAMAHA車に乗車する機会である。MT-07の方がいいな、とか思っていたけれど3気筒のバイクも初めてだし、評判も良さそうなので今日のツーリングがどうなるか楽しみ。

当日

バイクをレンタルの手続きをしながら、バイク屋さんの方に道を教えてもらって九州自動車道へ乗ってアクセス。まずは古賀SAで最初の休憩。

YAMAHA MT-09 初めてのYAMAHA車
この格好だと阿蘇の山の上はちょっと寒かったです
九州自動車道に乗って福岡を抜けて熊本へ向けて一気に走る。九州の地元にいた頃は九州の西側(福岡、熊本、鹿児島方面と佐賀、長崎方面)にしか高速は通ってなかったけれど、ツーリングマップルを見てみるとずいぶんと整備が進んで東側(大分、宮崎方面)も便利になったようだ。

目的地は熊本城と阿蘇山の2か所。九州自動車道を植木ICで降りたら国道3号線に沿って南下すると熊本城は割とすぐだ。インターを降りてから馬刺しの看板がたくさんあったので、ここで食べておけば良かったと後から少し心残り。

熊本城について

中学校の修学旅行で来て以来、あとはテレビで見たりするくらい。最後に完全な姿を見たのは震災に遭う前の2015年のブラタモリで、だったと思う。間近に見てみるとまだ復興最中で、痛々しい姿を目の当たりにする…。中も入れるところは一部なので、入館料みたいな形でお金は落とせなかったけれど、売店で売っていた熊本に関するグッズを買うと復興に一部が使われるということなので「くまもん」のストラップを買ってみた。

ニュースやその他の情報で聞く限りは、熊本城はオリジナルの状態を保っていたのは明治始めまでで、西南戦争の折に焼失している。その後は、太平洋戦争後に大小3つの天守のうち小天守1つが鉄筋コンクリート製で復元されていたようだ。震災後のニュースでも明治以後に積まれた石垣は壊れてしまったけれども、加藤清正時代に積まれた石垣は堅牢に残っていたとか。

城の敷地に入って天守の方を望むと復興工事の最中

ここの石垣は壊れてしまっている

隅石を残して真ん中の石垣は
ズームすると反対側が見える

西南戦争の戦場にもなったそうだ

大手門から入る辺りも石垣が壊れてご覧の通りに

ここも石垣が酷く壊れてしまっている

戦後に鉄筋コンクリートで再建された小天守

復興を待つ工事中の三天守
早く元の姿に戻れることを地元の方たちも望んでいるだろう
築城した加藤清正公の大河ドラマを実現させたい団体の署名があったので署名してきた
すっかり愛車気分のMT-09
 熊本城は想像以上に破損が酷かったし、復旧の工事も大変だった。地元からは少し離れたところなので、帰省のたびにとは行かないけれど、お城の中には入れない(もちろん入館料も無し)のに多くの人々が訪れているのを見て、元の姿に戻ることを待ち望んでいる人たちが多いことを実感した。

熊本市街で馬刺し屋さんを探す

お昼時を少し過ぎて13時くらい。高速のICを降りた時に馬刺しの看板がたくさん見えたので、馬刺しの食べられるお店を探して市電の走る熊本市街地をMT-09でウロウロする。途中、信号待ちで斜め前に停まったミニバンから5、6歳の男の子が窓から顔を出してこちらに手を振ってくれた。こちらも手を振り返すと、男の子は嬉しかったのか、車内のご両親に報告した(と思われる)後、ピースサインやサムズアップをする。こちらも男の子と同じハンドサインを彼に送り返す。こんなハンドサインのやり取りを5、6往復して、ほんの1、2分くらいの時間だったと思うけれど、とても喜んでくれたし、こちらも温かい気持ちになった。(あの子ももしかしたら将来、バイク乗りたいとか言い出すかなぁ、とか一人で勝手に思ってた。)

ガソリンを入れたり地図を見て馬刺し屋さんには辿り着いたもののランチタイムを過ぎてしまい、夕方までは閉店しているお店ばかりとなったので、断念して阿蘇山へ向かうこととする。

阿蘇山へ

国道57号線(豊後街道)で阿蘇山へと向かう。 ここからはだんだんとツーリングのバイカー達が増えてきて、ヤエー(ピースサイン)してくれたり手を振ってくれたりするので、こちらもヤエーしまくるぞ!と意気込んですれ違うバイクには左手で手を振りまくっていく。関東にいる時はほとんどこういう事をしないのだけれど、やっていると段々と楽しくなって、周りのバイカー達との一体感が勝手に自分の中で醸成されていく。

だんだんと標高が上がってきて、ジーンズに革ジャン(その下はTシャツ)という出で立ちでは寒くなってくる。大観峰へと向かうルートで地震で崩れて通れない道もあったりとかで迂回しつつも、阿蘇パノラマライン、ミルクロードを伝って阿蘇の外輪山を走る。どうせカルデラになっているので、ぐるっと一周回っても大観峰には辿り着けると考えての走行である。

大観峰とはだいぶ離れているものの、兜岩展望台にたどり着いて、この日初めての食事。と言ってもソフトクリームだけれど。

寒いけれど空腹にはたまらんです。

兜岩展望台からの眺め
 もう15時を回っているので、ここから阿蘇の大観峰だけは行っておこうと地図だけを再確認して再出発。カルデラの上の外輪山はバイカーだらけで天気のいいGWはやはりツーリング日和だ。

16時を回ったころ、ようやく大観峰に到着。今日一日で一番バイクをたくさん見た場所だった。アメリカンからSSまで色んなジャンルのバイクがたくさんいる。

カルデラの中の雄大な景色を望みながら、大観峰で出店もたくさんあるので、軽食をつまみながら休憩。最初は雨でもいいか、と思って当初の予定をゴリ押ししようかと思ったけれど、晴れた日に変更して正解だった。ここまで登って何も見えないのと、この雄大な景色が見えるのとでは天地の差だもんね。

大観峰からの眺め

この石の周りで写真を撮る人たちが多かった

猿回しもやってたりしてにぎわってた

帰路

この後は、阿蘇を後にしてやまなみハイウェイに滑り込む。阿曽から湯布院までは一気に走れることになる。そこまで混む時間でもなく、ただ標高は高い為、相変わらず寒気に震えながら、それでいてMT-09の素直な操作特性の恩恵を感じながらカーブを刻んでいく。あっという間に湯布院に付き、そこからは高速で大分、別府方面に抜け、ジャンクションを経由して出発地点方面へ。高速に乗ってからは拍子抜けするほどスムーズに距離を稼ぎ、予定していた時間とほぼぴったりの時間に帰宅。バイクは翌朝にレンタルしたお店に返せばいいので、帰ってすぐにゆっくり出来て気楽だった。

この日のツーリングルート

おおざっぱにだけど、こんなルート。だいたい400㎞くらい。MT-09はふだん乗っているZX-10Rと同じくらいの航続距離で満タン給油からだいたい200㎞くらいで給油タイミングとなる。ハイオク指定だから、ツーリングの時だけ借りるのなら、もう1つ下の排気量のMT-07の方が2気筒で面白いかもしれない。(ただレンタルしているところは無かったんだよねぇ…。)

地図で見ると大分方面から高千穂峡の方に抜けても面白そうだし、帰省のたびに、とは行かないけれど、九州まで飛行機や新幹線で行ってレンタルバイクを借りてツーリングはオススメです。

この日のだいたいのツーリングルート