2017年2月19日日曜日

ZX-10R BPFフォーク等フロント周りオーバーホール

ZX-10Rのフロントフォークのオーバーホール等をやってもらってきました。BPFのオーバーホールについての情報は少な目・・・。純正でのフォークオイルはSHOWAのSS19が指定。カワサキで先にBPFを採用したZX-6Rでは、指定はSHOWAのSS05らしい。

フォークオイルの粘度は5番とか10番とか15番とかあるけれど、動粘度の単位:1cSt(センチストークス)=1mm/sで比較するようだ。動粘度の単位cstの説明についてはこちらを参照されたい。 絶対粘度を密度で割ったものとか単位について考え出すと止まらないのでとりあえずこの辺で。色々調べてみたけど、SS05については動粘度が15.0cstであることが分かり、SS19はそれより更に柔らかいオイルであることが分かったが確証までは得られなかった。ブレンドの割合を考えれば広島高潤の#3と#5を合わせて9.0[cSt]に出来ればこれも良さそう。あるいはもっと柔らかくする、少し固めにする等も出来そう。

動粘度@40℃が15.0[cSt]付近もしくはそれ以下のフォークオイルについて調べてみた。

               表. 各社フォークオイル粘度表
メーカー品名SAE粘度動粘度@40℃[cSt]
SHOWASS051515.5
SHOWASS199.0?
SlikolenePro RSF 2.5W2.513.6
OhlinsNo. 2.52.515
Bel-RayHigh Performance Fork Oil 2.5W9.0
広島高潤#35.0
広島高潤#515.6
WAKO'SFK0115.4
MOTULFACTORY LINE Very Light2.515

前回の記事でBel-Rayのフォークオイルを選んだのはこういうことを調べて決めた。

バイク屋さんと相談して、キーシリンダーにガタがあり、おそらくボルトが折れているのでその交換とフロント周りのオーバーホールということで、ステムベアリングも交換してもらった。


5年間一度もオイル交換もしていなかったのでさぞ汚かっただろうと思って聞いてみたけど、そうでも無かったらしい。シール類は純正品で今回、冒険したのはフォークオイルのみです。



キーシリンダーのネジを外すのが一番大変だった模様。写真は載せないけど、大変だったそうです。三つ又とフォークが付きました。( お店のFacebookの写真より。)


カウルも付きました。フォークはまだサーキット走行はしていないけれども、オイルが粘度がちゃんとある感じで本来のダンピング性能が戻ったような気がする。


ZX-6Rでサーキットを走っている人から聞いたところでは、BPFは伸びはもっと抜いても良いかもとのコメント。どれだけ走れるか分からないけど、色々走って最適解を見つけたい。あとは、リアショックもオーバーホールから帰ってくれば、それも組み込んでもらって足回りのオーバーホール完了となるので、待ち遠しい。