2011年12月11日日曜日

東京モーターショー 2011 番外編

番外編です。あまり撮りませんでしたが、モーターショーのお姉さん編です。

Volkswagenブースのお姉さん

NGKブースのお姉さん

ユーシンブースのお姉さん

西山さやかさんと言うそうですよ。背が高くてきれいな方でした。

 KYMCOブースのお姉さん達

カメコさん達とお姉さんの対比

こういう光景を見ると、湾岸MIDNIGHTのマサキ編で出てきたマーミのセリフの


「パンツもいいけど船も撮ってね ボク達ィ」

というセリフを思い出してしまう(笑)以上、モーターショー番外編でした~。

東京モーターショー 2011 その2

第2弾行きます。お次はトヨタ&LEXUSのブースへ。予想通りなんだけど、発表されたばかりのFT-86の行列が長過ぎて、ひとまず人の少ないLEXUSのLFAを見に行くことに。3000万円以上するクルマなので庶民には手が届かないクルマでヒガミにしか聞こえないけれど、何かスーパーカーの持つオーラがあんまり無い?そんな感じがしましたよ。みんな86を見るのに夢中なのでこちらはそこそこ空いてました。

カーボンパーツは外から見てもかなりふんだんにつかわれてます


友人と事前に「86を冷やかしに行こうぜw」って言ってたのも有り、本日のメインイベントです。トヨタの86。スバル製のボクサーエンジン、シャーシを持つ2LのライトウェイトFRスポーツ。トヨタさんは企画、デザイン(本当に上流だけらしい)、FR用のトランスミッション(LEXUSにも使われてるものって聞きました。)を供給して、それ以外はスバルが開発を頑張ったみたいのと生産もスバルなんで、正直これはスバル車だと思います。中に乗れるわけでも無くて40分待ちの長蛇の列とかだったので、後で見に行ったスバルBRZと比べるとトヨタのプロモーション能力は高いんだな。往年のカローラレビン/スプリンタートレノのAE86型を意識して名前が「86」なんだろうけど、ちょっとあざとすぎると感じました。正直、レビン/トレノの新型です、とは言えないでしょ。シルビアとして日産から出そうな感じはあるけど(苦笑)

まぁでもそうでもしなければ、ライトウェイトのFRスポーツなんてニッチなクルマは売れないのかもしれないけど。このクルマが売れたらユーザーはみんな頭文字Dの漫画の登場人物みたいに「オレのハチロクが・・・」とか言うようになるんだろうか。それならトヨタはしげの先生にお布施をしても罰は当たらないよね。

 
長蛇の列で見るだけで40分待ちとか!疲れた!

お次は86の兄弟車のスバルBRZ。こちらの方が新規で新しいクルマを起こした、という感じがあって好感が持てる。クルマが本当に好きな人はこっちを買うんじゃなかろうか。僕は買わないと思うけど。いいクルマである事とそれを自分が選択する事は別の問題です。

市販車バージョン。スバルだからイメージはやはり青か。

こちらはGT300クラスのレーサーを意識して作ったんだね。

86みたいに並ばなくても見れたけど、かなりの人だかりだった。それでも並ばなくて済むだけ86より人は少ないんだけど、 この辺がメーカーのプロモーションの差でしょうね。


日産のブースも行ってみました。2007年の前々回に行った時にGT-Rのデビューだったけど、GT-Rは各部が煮詰められて550馬力とかになって、左右の車重差を考慮した独立サスセッティングになっているとか。人が周りに居過ぎて引いて車体全体を写真に取れずリアしか撮れませんでしたよorz

NISSAN GT-Rのリアだけ(苦笑)

正直、1000万円近くになるクルマの中ではGT-Rが今、一番いいクルマだと思います。デザインの好き嫌いや買える買えないは別にして。DCT(デュアルクラッチ)のみのMTが無いので、そこはどうかと思うけれど今買えるスーパーカーの中ではかなりポテンシャル高いと思う。リミッターカットさえすればノーマルで十分です。(そのリミッターカットが保証とかの関係で厄介なのはあるけれど。)ポルシェの911の素カレラとだったら僕はGT-Rがいいかな、と思う。

BMWとALPINAのブースに行くと何やらライムグリーンが(笑)友人にも「キミは緑なら何でもいいのかw」と笑われましたが、カワサキ乗りとしてはこの色は気になる。

 全体から見るとキレイなグリーンですが…

 近くで見るとミラー以外は梨地みたいにざらざらな塗装…いいのか?

近くで見ると何故か塗装のクオリティが…(´・ω・`)ミラーだけ妙にキレイで他の部分は何だかザラザラの梨地で素人仕事みたい。何でだ?

他に気になったクルマ、バイクを挙げていきます。

RAYBRIGのHSV-010とか

 ducati DIAVEL AMG

Yamaha YZR-M1

 Yamaha YZF-R1

こんな感じでした!4年前の幕張メッセに比べると東京ビックサイトはアクセスはいいんだけど、人でごった返しやすいみたいで、朝の都心の駅のホームのように人をよけ続けなければならなくて、それが一番疲れました。でも楽しかった。次回も行こう!

東京モーターショー 2011 その1

2011年の東京モーターショーを見に東京ビックサイトまで行ってきました。一緒に行った友人がポルシェ好きな事もあり、まずはポルシェのブースから。全て911ですが、上からCarrera S、GT3 Cup、Carreraです。CarreraとCarrera Sは997からモデルチェンジして991(というコードネーム)になった事もあり、注目度はとても高いようでした。ターボのお目見えはまだのようです。「最新のポルシェは最良のポルシェ」という言葉や「形態は機能に従う」と言う言葉が出てくるのも肯けるような丁寧な作りの車のように見えました。

Carrera S(約1400万円のRRモデルエンジンの排気量はCarreraより大)

GT3 Cup(5000万以上するそうです)

Carrera(ベースグレードのRRタイプだけれども約1100万円)

どれも最低1000万以上!所有は無理でもいつか乗ってみたい車です。それとも中古でもいいから、と必ずいつか所有するという信念を持って努力し続けられれば乗れる車なのかもしれません。一度、RR(リアエンジン・リアドライブ)の後ろから蹴飛ばされるようなトラクションを味わってみたい・・特にターボのRRのGT2に乗ってみたいもんです。ターボは4WD化されてしまっているし。

お次はAudi。R8 GTという車が展示されてました。ツヤ消し塗装で何だか只ならぬオーラを放ってます。こういうのもカッコいい。ライトの下のLEDのポジションランプは最近のトレンドになりつつありますね。

Audi R8 GT

ブラブラと今度はSuzukiのブースへ。バイクと車が同じスペースに並んでます。スイスポもモデルチェンジしたようですが、やはりイメージカラーはチャンピオンイエロー。

湾岸ミッドナイト的にやりとりが頭の中で浮かびます。

「例えば、新車を買うとしたらお前なら何を選ぶ?」
「スイフトスポーツしかないでしょう。それもとびきりの変態臭を散りばめたチャンピオンイエローでなければ。」
「それがお前の竜になるのか?」

すみません。バカにしてるわけではなくて自分でも黄色い106に乗ってたくらいなのでこういうホットハッチはむしろ大好きです。

 とびきりのチャンピオンイエロー

 L2型のGSX-R1000も展示されていて跨りたい人で長蛇の列だったのでこちらは見るだけで諦めました(笑)サイレンサーが右側1本だしになったのはレース上のレギュレーションで市販状態と同じサイレンサー数を保たなければならないため、消音効果がクリア出来るなら2本出しよりも車体の軽くなる1本出しにしたいと聞いた事があります。あとはキャリパーが標準でブレンボのラジアルマウントになってました。

GSX-R1000(L2)


よく考えたら現行のハヤブサには一緒に走った事はあっても跨った事すらなかったので記念に跨っておきました。デビューから時間が経ってるせいかこちらはほとんど並ばずに済みました。カウルの形状とか本当によく考えられてますね。これならハイスピードツーリングしても風圧で疲れる事とかも少なさそうです。

 Hayabusa1300(今はもうGSX-1300Rって言わないみたいですね)

ロータスエリーゼを見つつ、ぶらぶら。トヨタ製のエンジンを積んでるんですね。知らなかった。ライトウェイトのミッドシップなんで運転は楽しいでしょうね。

ロータス エリーゼS

KTMのブースではRC8Rが飾られてたりしました。エンジンのリアバンクがシートの真下に来ているので本当に熱そうです。

KTM RC8R

そしてお待ちかねのKawasakiのブースへ。


WSBKで戦うZX-10Rのレーサーも展示されてました。

 ZX-10R WSBKレーサー

市販車と大きく違うのはスイングアームです。市販モデルは正トラス(上側に尖る三角形のような形)なのに対してレーサーは逆トラス(下側に尖る三角形)なんです。市販モデルだとスイングアームの下に触媒の大きなチャンバーを備えているので空間的にも苦しいのかもしれませんね。WSBKで逆トラスを採用してるのはホイールやリアサスの交換のし易さを考えての事なのかもしれないですが。

逆トラス型のスイングアーム


見えにくいですが、エキゾーストはLeo Vinceでした。個人的には全日本や8耐で使われてるBEETのエキゾーストが気になります。

 Leo Vinceのエキゾーストがついてました

やっぱり一番の目玉はZZR1400からモデルチェンジしたZX-14Rでしょう。カワサキのモデル名はZ=並列4気筒、X=カウル付、14=排気量(1400cc)、R=スーパースポーツという名前の付け方で先代のZZR1400まではZX-14として北米で売られていたんです。つまりRが無いのでスーパースポーツとまでは言っていなかった。それが今回はRを付けて発表。まぁ欧州ではZZR1400のままなんですが。 扱いやすい200馬力をコンセプトにしているのでトラクションコントロールやパワーモードセレクターも備えています。この辺はZX-10Rや1400GTRから進化させて熟成させてきたのかな。カラーリングもキャンディライムでは無い新色みたいですね。ゴールデンブレイズドグリーンと言うそうです。

 実際に近くで見るとキレイな色でした。

 ストリップモデルも置いてました。フレームも剛性を上げて見直したそうです。

 往年のレーサーのKR250があったり

 キャンディライムのNinja1000とG'z one TypeXのグリーンが完全に一致(笑)

カワサキのブースには1台も跨れるバイクが無かったのですが、もしかしたら「分からない人は分からないままで良い。乗れない人は乗れないままで良い。」という硬派なメーカーからのメッセージだったりして、とか思ったりしたのでした。でも実際はカワサキのバイクってハンドリングも素直で乗りやすいバイクが多いと思うのだけれど。世間のイメージはそうでもない気がする。「乗りにくい、壊れやすい」というイメージが先行してると思うけど、実際はそうでもないですよ。

ライムグリーンの色も元々、欧米ではかなり不吉な色らしいんです。それこそ上の写真のKR250の時代とか。でもカワサキはサーキットで「何だ!あの不吉な色のマシンは!」ってなって目立つことを選んだそうです。(その前のイメージカラーは赤だったとか。)ライムにしてみて結構勝ちを呼んだこともあり、結果チームカラーになったそう。

2011年11月27日日曜日

箱根ツーリング

ZX-10Rの1ヶ月点検と1000kmも超えたのでオイル交換をしてもらいました。銘柄はいつものSilkolene Pro4です。行きつけのバイク屋さんイチオシのオイルです。新車で買ったので、オイルとエレメント交換はサービスしてくれました。ありがとう。

 オイル交換終わり!

慣らしは1600kmやるのですが、0~800kmまではリミット4000rpmで、800~1600kmまではリミット6000rpmでやって下さい、とのメーカーからの指示です。 ですが、オイルが汚れたままでリミット回転数を4000rpm→6000rpmに引き上げていいの?って思って4000rpmで抑えてました。今日はまずは5000rpmまで回して、少し距離が稼げたら6000rpmまで回そうと画策。

当たり前ですが、街乗りのような低速でも5000rpmまで回すだけでギアチェンジが減ってずいぶん楽になりました。正直4500rpmで十分流れに付いて行ける。たった500回転の差がこんなに違うとは。レッドの13500rpmまで回すとどうなるんでしょう?涙チョチョ切れるかも(笑)

箱根ターンパイクから駆け上がって、5000rpmをリミットに開けていきます。おぉ~すげェ!山頂に着くと、天気が良くて空気が澄んでるからか富士山がとても綺麗に見えました。こんなにハッキリ見えたのは初めて見ましたよ。

 大観山山頂から見る芦ノ湖と富士山

 だが、10Rも負けずにカッコいい!

その後は椿ライン方面へ降りて行きます。初めてトミンに行った時、友人が「トミンって椿ラインみたいだな。」って言ってたのを思い出すような低中速コーナーの連続。 サーキットじゃないので安全運転で。湯河原の方まで下りて行ってまた大観山に向けて登り始めると対向車線で膝擦りするハヤブサが(笑)あそこまで行っても大丈夫な路面なのか、とまでは思わなかったけど、ちょっと思い切って寝かせてみましたよ。これでタイヤのあまりんぐも少しは減ったかな。

フルバンクはまだまだです。

午後3時を過ぎて日が傾く前に箱根神社へ行ってみることにしました。関東に来て会社の同期と初めてツーリングした時に来たのもここです。何となくこの神社は箱根で一番好きな場所なんです。




何かいい景色でしょう?結局、ごはん処は閉店していたので、箱根では食事はしませんでしたが、帰りは渋滞のすり抜けでクラッチを握る左手がガクガクになるほど疲れました。久々のソロツーだったけれど結構楽しめました。


2011年11月8日火曜日

エバグリ散歩

エバグリの名前の由来となったクレーン

10Rの慣らしで距離を稼ぎたかったので、お台場にあるエバグリと呼ばれている青海南ふ頭公園に行ってきました。ここには"EVERGREEN"と書かれたコンテナ用の大きなクレーンが隣に見えることからバイク乗りの間では通称「エバグリ」と呼ばれている公園です。何気なく仲間と走りに来て缶コーヒーを片手にダベるも良し、一人で黄昏るも良し、皆思い思いの時間を過ごしています。ここに来るのはこの日で何度目なのだろう?

ガソリン燃費と走行距離の関係を掴みたかったので、フルタンクからだいぶガスは減ってたけど、敢えて給油せずにいたらレインボーブリッジのループを登り始めたとこで給油ランプが点灯。200km行かないくらいか。お台場のふ頭に渡ってしまうとガソリンスタンドあるのかな?(帰りに隣のふ頭に渡ったところにスタンドありました。)

たまには夜に独りでフラフラと走り回るのも良いモノです。慣らしの4000rpmだと乗り易さが前面に立って10Rはすごくフレンドリー。トップエンドまで回した時の真の姿に出会えるのは何時になるんでしょう。

エバグリより反対側のふ頭の工業地帯を望む

帰り道についてガソリンスタンドを探しながら走ると隣のふ頭でルートから少し外れたところにあるみたい。トラックも多いから給油ポイントはやっぱりちゃんとありますね。ただ、そこで給油してしまうと青海ふ頭までまた戻らざるを得ない・・

また青海ふ頭を経由して再度、帰り道へ。途中で信号待ちでトラックの群れもかき分ける時に、「ばきゃん!」って大きな音が。「?」何だ?どこからした?暗くてさっぱり分からないけど、気にしてもしょうがないので走ります。明るいところに来てふと自分のバイクを見るとコレでした。

さっそくミラーこすった…orz

どうもトラックの荷台の部分にミラーを当ててしまったようです。 新型の10Rはミラーがすごく低い位置にマウントされているから前のバイクと同じ感覚だと擦ってしまうみたいorz

気を付けよう。ミラー片側でいくらするのかな?と調べたらアッシーで約15000円でした。直接走行性能に影響があるわけでもないので、当分はこのままです。

2011年10月30日日曜日

新しいメットと10Rのマフラー考

バイクを買い替える時に新しくメットも買い替えました。SHOEIのX-12です。

 SHOEI X-TWELVE YANAGAWAレプリカ

Kawasakiのワークスライダー柳川明のレプリカメット。トレードマークのサメさんも健在です。このメットのシールドにはピンロックシートというもの がついていて、全然曇りません。早い話が二重ガラスと同じような構造をシールドに作って、シールドの内側の暖かい空気と外の冷たい空気の間に空気層を作っ て曇りにくくするものです。このくらいの時期から信号待ちとかだとシールドちょっと開けないと曇るものですが、全然曇りませんでした。真っ暗なところで対 向車のライトとかで乱反射して見にくくなることは予想されますが、夜でも明るい街中を走る時は問題無しです。
http://jp.shoei.com/products/ja/parts_detail_shield.php?id=511

柳川明選手とは? 川崎重工の柳川明物語のページより
http://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/msinfo/press/story/vol01.html

「滑ったら滑ったなりに、跳ねたなら跳ねたなりに乗ればいいのだ。(中略)柳川は、どんなバイクでも乗れてしまう。良いも悪いもなく乗れてしまうのだ。」


もしかしてカワサキのバイクが乗りにくいと言われるのは、柳川さんがどんなバイクでも乗りこなせてしまうので、すぐOKを出してしまうせいなのかもしれない…。

マフラーについても少しずつ増えてきました。ヨシムラから車検対応のスリップオンが出ました。多分、今のところ唯一の車検対応品じゃないかと。

YOSHIMURA Slip-On R-77Jサイクロン EXPORT SPEC

ヨシムラジャパン
http://shop.yoshimura-jp.com/syouhin/syousai.php?id=14140
ヨシムラジャパン 紹介ブログ
http://blog.yoshimura-jp.com/2011/08/r-77jzx-10r-f4d5.html

あとはカワサキと言ったらBEET。Nassert R Evolution JSBのフルエキ。カワサキのキットパーツにもなってるけどそこまで必要かと言われると微妙。ほら趣味でサーキット走ってるだけですから。
http://www.beet.co.jp/kawasaki/zx10r/index.html
 


BEET Nassert R Evolution JSB


音もめちゃめちゃいいです。さすがBEET。タンデムステップは例によって付きません。 


次はAkrapovic(アクラポビッチ)のEvolution Line。もうアイドリングでうるさいの決定なマフラーですね・・・。カッコいいし性能もいいんだろうけど。

Akrapovic Evolution Line

ボゴゴゴー!
 
あんまり爆音なのも(そもそも車検に通らないし迷惑だし…)どうかと思うけど、換えるならある程度性能が良いマフラーが良いと思うのもあって、色々考えてみますかね。Leo VinceとかTwo Brothersとかの海外マフラーも出てるみたいだし。Muzzyは形がめちゃめちゃダサかったので却下の方向で。

2011年10月23日日曜日

そろそろZX-9Rとの思い出を語ろうか

あれは2008年の年明けの頃でした。それまで乗っていた初めてのバイクZZ-R1100がエンジンの不調によりご臨終し、僕は次のバイクへの乗り換えを考えていました。ZZ-Rも今だったらもっと性能を引き出してやれたのに。

ほとんど性能を引き出せないまま別れを告げたZZ-R1100 

都内のバイク屋さんを回っている最中に見つけたZX-9R(C1黒)。跨ってみるとZZ-Rに比べてびっくりするほど軽くて、こういうのもいいな、って思ったのでした。


ZX-9R C1黒 確か欧州仕様だった。

型式C1ということは98年式でこの時点で10年選手。距離は7000kmで少ないけど、うーん。

ZX-9Rのロゴ。無理やり片仮名で読むと「ユメタマ」

                        ZX  ( ゚д゚)  9R
                         \/| y |\/


                           !!( ゚∀゚) ユメタマ
                             (\/\/


5年落ちでも外装ピカピカ。距離は2400km。

もっと新しい年式を!と探していて見つけたのは最終年式(2003年式)の型式F2。コイツが愛車となりました。タンクの左側に小さなエクボがある以外はピカピカ。思えばこのエクボがこの車両は転倒車だったことを暗示していました。当時は気付かなかったけど。

 納車当日。帰りの第3京浜保土ヶ谷PAにて


翌日も湘南の海岸沿いを流して回って稲村ケ崎公園を出た瞬間にエンストして立ちゴケ…。左のジェネレーターカバー付近のカウルが割れて欠けました。


かなり凹んだけど、プラリペア買ってきて自分で修理。

2008年5月のトミンでZX-9Rで初めてサーキットに行く。まだこの頃は膝も擦れなくて写真の通り、地面と膝が遠い(笑)タイヤもOEMのパイロットスポーツだったからかもね。



撮影:Gie氏 

最終的にはこうなりました。

撮影:梨本氏

その後、初めて行った富士スピードウェイでおそるおそる240km/h出して(初めて200km/h以上出した)、ブレーキかけた瞬間、ハンドルがブルブ ルブルって猛烈なジャダー。これは死んだ!って思いました。その後もどうやら160km/h前後からのブレーキングでジャダーが発生する事が分かり、ディ スクを社外品のディスクに換えるまで悩まされ続けました。どうも、ディスクが僕が手に入れる前に事故等で転倒して歪んでしまっていたんだと思います。ダイ ヤルゲージで計っても歪みは規定値内だったし、実走テストしても160km/h以上なんて普通は試しませんから判らなかったんでしょう。サスのオイルが右 と左で違っていて左だけ妙に新しかったり、ディスクのネジロック材が製造から8年とか経っているのに乾ききれていない(多分、もっと最近、塗って組み上げ てる証拠)だったりと、外装のキレイさと走行距離の少なさ、後は僕の見る目の足りなさで見抜けなかったんです。しかし、ディスクを換えた時点で逆に全ての 膿は出し尽くしたと言っても良いと思います。誰に貸しても安心して乗ってもらえる状態にまで手を入れました。ディスクを換えるまでにキャリパーのオーバー ホールやらをやって、ジャダー出なくなったと早とちりしてブレンボのマスター入れてカーボンブレーキホース入れたりして最後はキャリパー以外はみんな手を 入れてしまいましたが(笑)おかげでブレーキ廻りは非常に良い仕上がりになりました。

マフラーも自力で初めて交換。BEETのフルエキにしました。タンデムステップも取らないと付かないので2人乗り出来ないけど、それ以外は良いマフラーでした。

大師PAにて

音も良くて気に入っていたのですが、ノーマルウィンカーだと排気口と近過ぎてコゲてしまって貼り付けウィンカーにしました。

近過ぎて純正のウィンカーは焦げました。

パワーも計ってみたらカタログ値144馬力(おそらくエンジン単体)に対して後軸で141.6馬力出てたので、当たりエンジンでした。普通ZX-9Rは130~135馬力が良いとこらしいです。オイルもSilkolene使い続けて大事にしてきたしね。

エンジン単体出力の8割が後軸出力と言うけど単体なら160馬力前後!?


とまぁ乗っていた期間の3分の2くらいはジャダーに悩まされていましたが、バイクの基本的な操作を覚えるのに付き合ってくれた相棒であり、サーキットでも 良き遊び相手でした。2400kmで買って26000kmまで乗ったから3年間で24000km近く一緒に走り回っていた事になりますね。良いバイクでした。

 ありがとうユメタマ

バイク屋さんで下取りしてもらってからは、店長がビカビカに仕上げてくれて(多分僕が手に入れた時よりもキレイになってるかも)、今日やっと値札が付きま したヨ。約50万だそうです。タイヤも新品のPilot Powerになってました。次の人にも可愛がってもらえるといいね。ありがとう、ユメタマ。