2012年12月23日日曜日

梨本塾2012年第12回に参加してきました

はじめに

前回に引き続き、梨本塾に参加してきました。筋トレだけは続けてます。今回は前に梨本さんに言われたスプロケットのショート化を済ませてきました。最近のSSはどれもそうだと思うのだけれど、1速でレブまで引っ張れば170km/h近く出ます。最高速が120km/h+αのトミンでは回転の低いところしか使えず勿体ない。そういうわけでフロント17丁を15丁に。スプロケはSUNSTAR製を選びました。写真は交換前の純正スプロケットから回り止めのワッシャーとロックナットを外したところ。ハイパワーなバイクだからか普通は回り止めのワッシャーって1箇所だけ折り曲げてるんだけど、これは2箇所折り曲げて絶対にロックナットを緩ませない!、という設計者の気合が伝わってくるようでした…。

 純正スプロケは防振のゴムがついてます
 
とりあえず、この純正スプロケはたいして減ってもないし、富士スピードウェイみたいなフルサイズの大きなサーキットに行くまで保管しておこう。



少し寝坊してしまったので慌ててトミンに行くと何故かシュールな光景が(笑)参加者のトランポやファミリーカーが走っています。これは路面が濡れていてしかも気温も低くて乾かない為、大勢の車で走ってせめて走行ラインだけは乾かそうという梨本塾長のアイディアによる塾生さんの働きです。

 ハイエースでパワースライドしている人もいました

それにしても寒い。タイヤはグリップするんだろうか…。路面温度は1℃とかスタッフの人が言ってるのが聞こえてきました…。1月2月は走ったことないけれど、12月のトミンって小春日和で10℃くらいあれば走っててちょっと汗ばむくらいのいい気候なのに。この時、あまり大したことないと思っていましたが、こういう時はサスの中のオイルも冷えて粘度が上がるので暖かい時に比べると固い乗り味になるそうです。雨が降っている時と寒い時はサスは自分が考えているよりもずっとダンパーを抜き気味にした方がタイヤがきちんと仕事するみたい。


午前のフリー走行が始まってAクラスの人ですら最初は30秒台で周回。ウォーマー使って出て行っても最初のウォーミングラップで2~3週走る間にタイヤが冷えてしまうそうです。自走ライダーの僕たちはもっと慎重にならないと転倒のリスクが…。まさにスケートリンクトミン!

でも何週か走っている間に段々と身体もほぐれてきて膝もガリッガリッって擦ってちょいペースアップ!と思った矢先、帝王コーナー立ち上がりで右にフルバンクしてる時にフロントがツツーって流れました。もう冷や汗。イチかバチか擦っている膝で地面を押して外脚になっている左足でステップを踏みこんでバイクを起こすアクションで何とかリカバリー。コケずに済みました。でもこの後は意気消沈して元気のない走りになってしまいました。ちなみにZX-10Rのトラクションコントロールは介入最強にしておきました。リアからのスリップダウンだけは防げる筈ですが、それでも物理法則には勝てないので、安全マージンとりまくりで走ってました。

タイムアタック編

午前のフリー走行が終わったら、各クラスごとに予選タイムアタックです。Aクラスの人を始め、常連組の塾生さん達はこの条件の悪いなかかなり攻めていました。が、結構転倒も多かった。スキルも経験もはるかに上の人達でさえ転ぶ。正直、怖い!

すんごいおっかなびっくり走ってます・・・

サスセットが自分のペースよりも固すぎて、全くグリップ感を感じられず、37秒くらいでピヨピヨ走ってました。こういう時のイヤな感じって意外と正確な人間のセンサーらしいので、安全第一で。とりあえず予選は7台中6位で終了。

決勝K-RUN GP Dクラス

今日は午後になっても気温が上がらず、普段はほとんど転倒のない梨塾でも転倒車が出たりしてかなりデンジャラスな天候。そこでAクラスのスタート前に塾長からの指示でいつものグリッドに並んでからのスタートではなくローリングスタート方式に変更に。スーパーGTとかで見る一周ぐるっと回ってきてそのままフラッグが振られたら全開スタートするあの方式です。 今回は予選順位を保ったまま3周回ってサインボードの周回数が3→2→1→0になったらゼロでコントロールラインを通過した時にスタート。グリッドで静止状態からダッシュでスタートも苦手ですが、ローリングスタートも苦手なようで普通に出遅れました…。自分の実力に伴わない固すぎるセッティングのサスで必死で転ばないように走りますが、当然、攻めるよりも安全マージンを取って完走の方に意識が行っている為、ペースは先月よりも遅めです。

絶対にコケへん!!という石崎君の心境(メタルウィンド5巻より)

路面温度もおそらく一桁台、タイヤも温まりきらずサスも固い為、路面からのインフォメーションに乏しく全く攻めて走ることが出来ません。


後ろでは、NSR250Rを駆る最近、梨塾に参加され始めたOさんが1位のCB400SFのNさんにラップされつつあります。現状6位の僕も慎重に周回を重ねつつ、今出来る精いっぱいの走りで少しずつペースを上げて行きます。


しかし、1位のNさんにラップされました…。


毎回参加されている70代のNさん、こういう駆け引きはすごく上手いです。あっという間にS字でパスされました。


2位のCBR250Rの人にも左コーナーで刺され…


結局、6位でフィニッシュでした。

今回はスプロケも換えて筋トレも継続してきたけれど、異常な路面温度の低さで思うように走れなかった僕を見て、梨本さんがアドバイスをくれました。ZX-10Rのハンドルを持って前後に揺すりながらサスの具合を見てくれました。「この気温の中じゃあちょっと固すぎるなぁ。28秒台で周回できる人だったらこれくらいでちょうどいいけれど。もし気合があるなら、今から最後のフリー走行枠までにダンパーを緩めてもう一度走ってごらん。」と。

梨本さんにアドバイスをもらった通りの量で、フロントイニシャル、テンション、コンプレッションとリアの高速側のコンプレッションとテンションを緩めます。リアのイニシャルは時間がないので触らずじまい。フロントのイニシャルは標準がいっぱいに緩めた位置から6回転締めこみに対して1回転締めくらいまで戻してます(つまり5回転緩めました)。コンプレッションもテンションも標準値の1/3くらいの締め込み量。こんなに緩めて大丈夫なの?と思いながらコースインしてみると、何故かさっきよりも全然安心感が違うというか、路面の状況は変わらないはずなのに余裕を持って思い切って行けます。知らないことと知っていること、本当に大事ですね。今度からは寒い時とウェットの時はダンパーを緩める。一つ賢くなりました。

表彰式

今回は年末のチャンピオンズカップということもあって梨塾レースクイーンお2人とマスコットガールお2人が賞品を渡してくれます。僕もクッキー缶とベスラのキャップをもらいました。


なかなか連続して参加していない梨塾でしたが、久しぶりに2か月連続参加で皆さん暖かいというか居心地もいいし、いい意味で切磋琢磨して上達も早いし、梨本さんも的確なアドバイスをくれるし、で参加して良かったな、と思ったのでした。いつか平日休みを取って、サシ塾にも参加してみたいな。

写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/

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